【参院選】大分選挙区の候補者5人に聞く(3) 高値が続くコメ問題

2025年07月11日 11:20更新

参院選について、シリーズで大分選挙区の候補者の考えをお伝えしています。3回目は高値が続くコメの問題について、各候補に聞きました。

  

参院選大分選挙区に立候補したのは、届け出順に

 

 

自民党 現職の白坂 亜紀候補。

 

参政党 新人の野中 しんすけ候補。

 

政治団体「日本誠真会」新人の安倍 正雄候補。

 

政治団体「NHK党」新人の二宮 大造候補。

 

立憲民主党 元職の吉田 忠智候補。

 

 

以上の5人です。

 

 

高騰したコメの価格。その対応として、政府は備蓄米を放出しました。日本の農業をどうしていくのかについてもクローズアップされたコメの問題。各候補の考えは―

 

 

 

白坂候補 ≪日本の食をどう守るか考える時≫

 

◆白坂 亜紀 候補(自民・現 )

 

「1年半前までは、どうやったらみんなにコメを食べてもらうことができるんだろうと言っていたのに、ここに来て急激にコメ不足ということで、政府のせいにするだけじゃなく国民全体で日本の食をどう守るかということについて、考えなくてはいけない時が来ている。みんなで農業を守るコメを守る。日本国民全員で考えていく時期だと思うので、そういうことに取り組んでいきたい」

 

 

 

 

吉田候補 ≪新たな制度で適正なコメ価格を≫

 

◆吉田 忠智 候補(立憲・元)

 

「改めて、新たな個別所得補償制度をしっかり制度化するとともに流通機構の見直しをして、そして消費者にとっても生産者にとっても適正なコメ価格を追求して、両者がよくなるように政治を前に進めていきたい」

 

 

 

 

野中候補≪備蓄米で完結せず新たな仕組みを≫

 

◆野中 しんすけ 候補(参政・新)

 

「コメの対策に関してはやはり備蓄米を配るということではなくて、今ある新米だったり、今まで流通してるお米の価格を下げるということが、本来あるべき政策だと思っている。その中で、備蓄米を出すということだけで完結するのではなくて、 消費者の人たちにもしっかりとした価格設定をしていく。それと同時に生産者の人たちにもしっかりとした賃金を渡していけるような、そういう仕組みを政府として制度としてやっていくべきだと私は思っている」

 

 

 

 

二宮候補 ≪食を守ることが農家の暮らしを守る≫

 

◆二宮 大造候補(N党・新 )

 

「コメを作るのにトラクターや田植え機、コンバインやその他にもたくさんの機械が必要で、その機械ひとつひとつも相当高額で経費がかかる。それに対して自民党は、これまで農業を守ると選挙の度に言ってきたが結局守ってこなかった。国民の食を守ることが農家の暮らしを守るということなので、 しっかり取り組んでいきたい」

 

 

 

 

安倍候補 ≪減反政策の在り方が誤っている≫

 

◆安倍 正雄 候補(誠真・新)

 

「コメ高いですね。私、毎年コメを作っている、農業をしている人だが、当然高くなるのは当たり前。なぜかというと、やはりこれまでは減反政策をとってきた。 作らないことに対して補助金を出す。そうした政策の在り方が根本的に誤っているし、その元となっている海外からの食糧の輸入、 これを正して、元に戻す必要があると考えている」

 

 

参院選の投票と開票は今月20日です。

 

 

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